【心理術】依存をやめる方法!スマホもたばこもこれ1ページ

心理学

どうも、きせきです!

今回は、依存をやめる方法についてお話していきます!

依存して自分の人生を浪費していませんか?

その執着の恐ろしさと、断つ方法を紹介します✨

依存とは?

そもそも依存とは何なんでしょうか?

どんな状態を依存というのでしょうか。

あなたが依存しているものはないか、探してみてください。

依存とは何か

依存とは、特定の行動や物質に強く頼り、その行為が制御できなくなる状態です。

例えば薬物、アルコール、ゲーム、ネット使用、ギャンブルなどがあります。

依存の診断はDSM-5(アメリカ精神医学会)やICD-11(WHO)などで定義され、近年は「行動の依存」(ゲーム、買い物、運動等)も注目されています。

(タップ詳細)診断基準は?

DSM-5では、薬物依存や行動依存の診断に「Substance Use Disorder(物質使用障害)」として以下11項目のうち2つ以上が12か月間にみられる場合、依存症と認定されます。

  • より多く/長く使ってしまう
  • やめようとしたができない
  • 多くの時間を費やす
  • 強い「渇望」(craving)がある
  • 仕事・学業・家庭の責任が果たせない
  • 社会的・人間関係の問題が出る
  • 大事な活動をやめてしまう
  • 危険な状況での使用
  • 身体・精神的な問題にも関わらず続ける
  • 耐性(効き目の減少)が生じる
  • 離脱症状が現れる

また、ギャンブル障害など「行動の依存」が正式に診断基準に含まれました。

依存の重症度は症状の数で「軽度」「中等度」「重度」と区分します。

よく聞く最近では、スマホやSNSの依存も見られますね。

依存モデルは?

人間はどんな仕組みで依存してしまうのか?

それの経路は一つでなないかもしれないんです。

ここでは、主要な依存モデルをお伝えします!

  • 神経生物学的モデル
    脳の報酬系(ドーパミン回路)が繰り返し刺激され、快感や報酬を求める回路が強化される。
  • 心理力動モデル(精神分析的モデル)
    感情調整の失敗や未処理のトラウマが根本にあり、依存行動で一時的に苦痛から逃れていると考える。
  • I-PACEモデル
    個人の特徴、感情・認知、実行機能(自己コントロール)の相互作用によって依存行動が生じる。
(タップ詳細)まだある依存モデル!

1. 神経生物学的モデル

脳の報酬系(特にVTA-側坐核経路)が繰り返し刺激されることで「快楽」や「渇望」が強化されます。

慢性使用で前頭前野機能が低下し、制御困難になることがMRI研究で示されています。

​前頭前野は、僕らの意思決定をするところです。

そこがぶっ壊れれば、永遠に依存対象を求めるゾンビになってしまうわけです。

2. 対抗過程理論(Opponent Process Theory)

初期の快感(a-process)が脳内で生じると、それを打ち消すように不快な感覚(b-process)が遅れて現れます。

薬物などでは「快楽と苦痛のシーソー」が癖になる→繰り返しの欲求と自己調整障害を促すメカニズムです。

​苦しいから気持ちよくなりたい! 気持ちよくなれたけど、また落ち込んできた…。

負のループの中に、少しの快楽が入ることで、ここまでややこしくなるわけです。

3. インセンティブ感作理論(Incentive Sensitization Theory)

薬物や行動の「関連刺激」への注意や「欲求」が脳内(ドーパミン系)で敏感になり、症状が長期間持続・再発しやすくなると説明します。

意思より「自動的な欲求」が優位になることが特徴です。

​つまり、依存対象へ誘う刺激があることによって、僕らは依存しがちになるのです。

目の前にお菓子があるとか、パチスロが近くにあるとか、寝室にスマホの充電器があるとか。

依存対策は、環境を変えることが大切なのかもしれないですね。

4. 心理力動・愛着モデル

幼少期の愛着障害やストレス経験が背景にあり、感情調整の未熟さが依存リスクを高めます。

親子の愛着関係と依存リスク・回復の困難さには強い関連が最新研究で示されています。

​過去の親子関係が依存リスクを高める…。

過去の僕らには変えようのないことです。

だからこそ、いまから認知を変えていくことが必要なわけです。

5. I-PACEモデル(Brand, 2019)

依存行動は「個人特性」「認知・情動」「実行機能」「環境要因」の相互作用で生じると説明します。

とくに自己統制力と情動調整が弱いほどリスクが高まります。

やはり、自己管理能力を上げるしかないのです。

心理学は自分を変えるためにあります。

もちろん環境を変えることも必要ですが、自分が変わらないといつでも再発してしまうリスクがあるのです。

ややこしいですが、それぞれ違った考え方をしているわけです。

脳神経の影響だとか、感じ方の影響だとか、性格や考え方の影響だとか…。

皆さんはどれがしっくりきますか?

依存の特徴とは?

どんな人が依存しやすいのでしょうか?

健康・心理への影響はどんなものか解説していきます。

依存の影響を再認識しましょうや。

依存してしまう人の特徴

  • パーソナリティ特性
    • 衝動性が強い(何かを始めると止められない、我慢しづらい傾向)。
    • 神経症傾向(不安や気分の不安定性が高い)が強いほど、行動依存のリスクが高まる。
    • 誠実性(Conscientiousness)が低いほど依存しやすい。
    • 協調性(Agreeableness)が低いことも共通して報告。
  • 心理社会的要因
    • 幼少期のトラウマや愛着不全がある人は依存に陥りやすい。
    • 孤独感、自尊心の低さなど、社会的サポートが乏しい人にリスクが高い。
  • 行動パターン
    • 目標達成や計画遂行能力(実行機能)が低い
    • ネガティブな感情をコントロールしづらく、現実逃避しやすい。

大規模調査(N=593、2023年)では、過去に依存症を経験した成人の特徴として「衝動性・実行機能障害・情動不安定」が強く現れることが判明しています。

行動依存(例:SNS依存)では、女性回答者で神経症傾向の高い人がより高い依存傾向(BFASスコア上昇、p<0.001)があります。

メンタルを安定させて、自己効力感を上げることが依存しないための準備になるのです。

依存と健康

心身への悪影響

  • 脳機能障害
    • MRI研究で、依存症の人は報酬系(ドーパミン経路)や前頭皮質機能が低下
  • 合併症リスク
    • うつ病や不安障害などの精神疾患併発率は依存症者の60%を超えると報告。
    • 肝臓障害(アルコール依存)、心血管リスク増加(薬物依存)など身体疾患も多い。
  • 社会生活の阻害
    • 人間関係の悪化、孤立、学業・仕事の成績低下、社会的機能の低下。

脳への影響が大きいことはわかります。

そして、意外と気が付かなかった「社会生活の阻害」。

そうなると、もっと支援が受けにくくなってしまいます。

これこそまさに、負のループ。

依存の心理効果

心理的な「良い影響」【短期・一時的】

  • 強いストレスや不安、孤独感が一時的に緩和される
    依存対象(ギャンブルやネット、嗜癖物質など)の使用・接触は、脳内報酬系(ドーパミンシステム)が刺激され、実際に「快感」や「満足感」を生じます。
  • 辛い現実や過去のトラウマから、一時的に心を切り離すことができる
    幼少期のトラウマや強い情動の対処に能力的困難を感じる場合、一時的な「感情麻痺」や「自己統合の助け」となることもあります。
  • コントロール不能な状況下で「自分を守れる手段」として働く
    一部の依存行動(例えば過度な携帯ゲームや甘い食品消費)は、危機的状況下で安全感や規則性を回復する(一時の逃避・気分転換として有用な場合もある)。

もうお分かりだと思います。

「一時的」「短期的」にしか、いい影響はないのです。

果たして頃はいい影響でしょうか?

今が良ければいい?

いずれ大きすぎるデメリットを背負うことになります。

心理的な「悪い影響」【長期・持続的】

  • 自己否定感・罪悪感・恥や孤立感の増大
    自分自身の依存行動を「コントロールできない」「周囲に秘密にしないといけない」と感じ続けることで、うつ症状・自己肯定感の低下・対人関係の悪化が繰り返されやすいです。依存症者のうち56~61%が「孤独を感じる」と回答しました。
  • 情動調整障害や衝動性の慢性化
    常に刺激や報酬を求める回路が強化されることで、日常生活での満足感が低下し、無気力や興味・関心の喪失、精神的不安定が増加します。
  • 精神疾患(うつ、不安障害、PTSDなど)の併発率が著しく高い
    依存症に悩む人の約60〜70%は「他の精神症状」を同時に抱えているとの報告があります(Santoro et al., 2025)。
  • 自己統合(アイデンティティ)障害
    行為依存の持続は、「自分らしさ」や「自分の価値観」が不明確になり、心理的に自分を見失ってしまう自己疎外(self-discontinuity)が起こりやすいと最新の精神力動モデルでは指摘されています。
  • 社会的孤立・偏見・スティグマ(烙印)
    依存症のある人は、社会的に“悪い”とみなされることが多く、孤立や自己価値低下、回復への障壁を生みます。依存症状を持つ人の84%が「偏見による疎外感・自己否定」を訴えました(薬物依存研究, 2025)。

明らかにデメリットの方が多いのです。

これを見ても、あなたは一瞬の快楽を求めますか?

もちろん、依存はあなただけのせいではありません。

ですが、あなたを変えられるのはあなたしかいません。

依存を直す方法!

さぁやってまいりました!

依存を直す方法3選!

紹介していきます!

1. 認知行動療法的セルフワーク

認知行動療法(CBT)は、依存対象への「自動的な考えや感情反応」を洗い出し、「新しい行動を選択する」ことに重点を置きます。

実践例・手順

  1. 日記や記録(トリガー記録)
    1週間、依存行動をした瞬間、状況・考え・感情(例:不安、孤独、退屈など)を細かく記録します。
  2. トリガーとパターン分析
    記録をみて共通点やパターンを客観的に探します(例:「夜一人になると飲酒が増える」「ストレス時にスマホ依存」)。
  3. 行動の置き換え実践
    トリガーが発生した時、別の行動(例:5分散歩、その場でスクワット、深呼吸など)で自分をリセットする習慣を意識して導入。

いわゆる行動の上書きなわけです。

if-thenルール」にちかいかもですね。

「もしAならBする」というルールを作るのです。

この対策では、今までのBをCに置き換えようということですね。

こうすることで、トリガーがあっても依存行動をする必要がなくなるのです。

そうするうちに、トリガー自体を取り除いてしまいましょう!

効果

  • CBTは依存治療の半年で約45%の持続的改善率が報告されています。
  • 自己観察と具体的な置き換え行動が、衝動の持続時間を大きく減少させると実証。

ただの我慢とはわけが違うわけです。

自分の分析をすることで、自己理解にもなりますからね。

2. マインドフルネス瞑想・観察トレーニング

マインドフルネス(今この瞬間の自分の感覚・感情・衝動に気づき、そのまま受け入れる訓練)は、科学的にも依存克服に有効とされます。

​マインドフルネス瞑想と聞くと、スピリチュアル?なんか嘘くさいな。なんて思うかもですね。

しかし、効果が化学的に証明されているのです!

正しい方法で、少しずつ続けてみましょう。

実践例・手順

  1. 2~5分の短い呼吸観察瞑想
    心が依存対象に向かいそうなときは「今自分は◯◯がしたい、と感じている」と自覚する。
  2. 目を閉じて呼吸に意識を向け、浮かぶ欲求や感情を頭の中で実況する。
  3. 衝動への直接介入
    衝動や感情に抗わず、観察者のようにみる(「私は今、○○したい、でも5分待ってみる」など)。

ここでもポイントは、「感情をコントロールしようとしない」ということです。

ただ観察するのです。

僕は流れる雲を見るような感覚と表現しています。

「へぇー、かたち面白いなぁ。わー、流れてるなぁ。ほぇー、見えなくなったなぁ」みたいな。

雲の形を意のままに変えようなんて人はいないでしょう?

眺めるだけでいいのです。

すぐ行動に結びつけず、今を観察するのです。

効果

最大3ヶ月の短期実践で、行動の抑制やストレスへの耐性が有意に上がる。

2023年の17件メタ分析で、マインドフルネス介入群は依存の衝動スコアが約0.70SD(効果量)減少

​マインドフルネスは依存だけに効果があるのではないのです!

多くの効果が証明されているので、僕のブログを検索してみてくださいな✨

3. 依存の「きっかけ」整理とサポート活用

依存は孤独やストレスのサインでもあります。

きっかけ(トリガー)を整理し、家族や友人などとの「相談・共感」「簡単な支援」を活用することで壁を乗り越えやすくなります。

実践例・手順

  1. トリガーとなる状況・場所・人を明文化し、避けたり工夫する(例:依存対象に近寄らない、スマホの通知を切る)。
  2. SNSやグループチャット、専門サポート窓口を活用。家族や友人に「今こういう悩みがある」「自分なりのゴール」「振り返り」を簡単でも共有する。
  3. 客観的に見守ってくれる「応援者」「きっかけを止めてくれる人」を一人でも作っておく。

人に目標を明言することで、僕らは達成しようという意思をより強く感じるわけです。

達成できないと、罪悪感が残ってしまいますからね。

僕なりの+αを紹介しましょう。

それが「一緒に何かに挑戦してくれる人と共有し合う」です!

同じことでなくても、一緒に頑張っている人の傍にいると、僕らも頑張れるんです。

周りの人間関係で、僕らの行動は決まると言っても過言ではありません。

会社で隣の席の人がシゴデキなら、自分もシゴデキになるという研究があります。

一緒に何かを頑張る、そして共有し合う。

人間関係の整理にもつながると思いますよ。

効果

周囲に「宣言」しコミットメントを高める方法は、三日坊主を防ぎやすい

複数研究で「支援者との週1~2回の簡単なコミュニケーション」で回復率が約50%向上

半分も効果が向上するなんて。

やはり、僕らにとって周りの人間はとても影響力があるんですね。

さいごに

今回は、依存の心理学についてお伝えしました!

まとめ

  • 依存は特定の行動・物質に頼り、制御困難になる心理的状態
  • 主要なモデルは神経生物学的・心理力動モデル・I-PACEモデルなど。
  • 依存傾向は幼少期のトラウマ、衝動性、情動不安定、愛着不全が関連。
  • 健康への悪影響として脳機能低下や精神症状併発リスクが高い。
  • 一時的な安心感は得られるが、長期的には自己疎外・孤立・精神疾患のリスク増大。
  • ​トリガー分析・観察・仲間を作ることで抜け出せる!

あなたを変えられるのは、あなただけです。

気づいた時がスタートダッシュです。

それではまた、you more lifeでお会いしましょう。

【参考文献】

  1. マインドフルネスに基づく依存症治療:この分野の現状と研究の次の波の構想-PMC
  2. アルコールおよび薬物使用障害に対する認知行動介入: ステージモデルを通じて、そして再び戻ってくる – PMC
タイトルとURLをコピーしました