【タロットカード】そもそもタロットって何なのか? 始まりの歴史も解説!

心理学

こんにちは キセキです!

このブログでは、タロットカードってそもそも何なのかをまとめていきます!

歴史や種類などを徹底的に紹介していきます!

タロットカードとは?

そもそもタロットカードとは? 簡単に

結論:フランスで生まれた、占いや自己探求に使われるカード

もともとヨーロッパで生まれたカードの一種で、現在では主に「占い」や「自己探求」の道具として広く知られています。

基本的な構成は、通常のトランプと似た「小アルカナ(Minor Arcana)」と呼ばれる4つのスート(剣、カップ、杖、金貨)からなる56枚のカードと、象徴的な絵柄が描かれた「大アルカナ(Major Arcana)」と呼ばれる22枚のカードを合わせた78枚で構成されています。

タロットカードは、それぞれのカードが独自の象徴や意味を持ち、カードの並びや組み合わせによって物語やメッセージを読み解くことができます。

タロットには「マルセイユ版」や「ウェイト版」など、時代や地域ごとにさまざまなバリエーションがあり、デザインや解釈にも違いが見られます。

簡単な使い方 (一般的)

  1. 質問や占いたい内容を決める
    まずは「今日の運勢」や「今気になっていることについて」など、具体的な質問やテーマを決めます。
  2. カードをシャッフルする
    カードを裏返しにして、よく混ぜます。時計回りや反時計回り、トランプのように切ってもOKです。
  3. カードをまとめて山にする
    シャッフルが終わったら、カードを1つの山にまとめます。必要に応じて山を分けてから再びまとめ直しても構いません。
  4. カードを選ぶ(展開する)
    山からカードを1枚、または複数枚選びます。初心者には「ワンカードスプレッド(1枚引き)」や「スリースプレッド(3枚並べ)」がおすすめです。
    • ワンカードスプレッド:1枚だけ引いて、そのカードの意味を見ます。
    • スリースプレッド:3枚並べて、それぞれ「過去」「現在」「未来」など役割を決めて読み解きます。
  5. カードの意味を読み解く
    選んだカードの意味や象徴を、解説書や意味一覧で確認しながら解釈します。
  6. リーディングを楽しむ
    カードから感じたことを自分の状況に当てはめて、アドバイスやヒントとして受け取ります。

大抵がこの流れで進んでいくことになると思います。

※スプレッドとは、カードをどのように配置したりめくったりするか、その形のことです。ピラミッド型にしてみたり、3枚引いたりですね。

タロットカードの始まり

結論:説はたくさんあるが、15世紀にイタリアで始まった説が有力

タロットカードの歴史は、15世紀のヨーロッパ、特にイタリア北部で始まったと考えられています。

当初、タロットカードは「Trionfi(勝利)」と呼ばれるトランプゲーム用のカードとして使用されていました。

このゲームは貴族や上流階級の娯楽として広まり、後に占いや象徴的な意味合いを持つようになっていきます。

タロットカードの起源については、古代エジプトや中世ヨーロッパ、ルネサンス期のイタリアなど様々な説が存在しますが、歴史的な資料や現存するカードのデザインから、実際には15世紀イタリアで誕生したという説が最も有力です。

インドからもたらされたとか、東洋が起源とされる説が面白くて好きですね。

そうなんです。

タロットカードが作られたのは確かに15世紀ですが、その起源は未だに謎のままです。

16世紀以降、タロットカードはイタリアからフランスやスイスへと広がり、各地で独自のデザインや名称が生まれました。

特にフランスのマルセイユで制作された「マルセイユ版タロット」は、後のタロットの標準的なスタイルとなりました。

18世紀から19世紀にかけて、タロットは神秘主義やオカルティズムの分野で注目されるようになります。

1781年、アントワーヌ・クール・ド・ジェブランがタロットの起源を古代エジプトの秘儀に結びつける説を発表し、これがタロットの神秘的なイメージをさらに強めました。

この説は歴史的根拠に乏しいものの、現代に至るまでタロットのイメージに大きな影響を与えています。

19世紀末から20世紀初頭にかけては、イギリスの「ゴールデン・ドーン」団体やアーサー・エドワード・ウェイトらが、独自の象徴体系や解釈を取り入れた新しいタロットカードを制作します。

ウェイト版タロット(ライダー=ウェイト=スミス版)は、イラストレーターのパメラ・コールマン・スミスによる鮮やかな絵柄と、ウェイトの象徴的解釈が融合し、現代でも最も広く用いられています。

遊戯カードの始まり

結論:最初期の遊戯カードは、東洋で生まれた説が有力

最初期の遊戯カードが作られたのは、11世紀の中国と朝鮮だと言われています。

西洋の遊戯カードは、インドの遊戯カードがもとになったのではないかと言われています。

しかし、インドのカードは円型です。

皆さんご存じの通り、タロットカードは四角いので…。

そもそもインドが先か西洋が先かさえわからないんだとか…。

僕としては、商人が東洋のカードを西洋に持ち込み、そこからのインスピレーションでタロットカードが生まれたんだと考えてます。

名前の由来

僕が知ってる説をリストにしてみました。

  • 「王道」:古代エジプト Ta-rosh
  • 「輪」:ラテン語 生命サイクル
  • 「法」:ヘブライ語 Tarash

呼び方もたくさんあって、イタリアではTarocco(タロッコ)と呼ばれているらしいですね。

まとめ年表

僕なりにタロットの歴史を見やすくしてみました。

年代出来事・内容
1440年代頃イタリア北部(ミラノ・フェラーラなど)で最初期のタロットカード「トライアンフィ(Trionfi)」が貴族の間でゲーム用として誕生。現存する最古のカードもこの頃制作。
15~16世紀タロットカードがイタリアからフランス・スイスなどに広がる
各地で独自のデザインや名称が生まれる。
17~18世紀フランスのマルセイユで「マルセイユ版タロット」が普及し、後の標準的なスタイルとなる。
1781年アントワーヌ・クール・ド・ジェブランがタロット起源を古代エジプトの秘儀と結びつける説を発表。神秘的なイメージが拡大。
19世紀末イギリスで「ゴールデン・ドーン」団体が神秘主義的なタロット解釈を発展させる。
1909年アーサー・エドワード・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスによる「ライダー=ウェイト=スミス版(ウェイト版)」タロットが誕生し、現代的なタロットの基礎となる。
20世紀以降タロットカードが世界中に広まり、占い・心理学的自己探求・芸術など多様な用途で使われるようになる。

まとめると、15世紀にタロットのもとができて、17世紀にマルセイユ版ができ、20世紀にウェイト版が完成したってことです。

タロットカード占いの始まり

もともとタロットカードは何に使われてた?

結論:貴族の間でトランプのような娯楽ゲームだった

タロットカードは、もともと15世紀のイタリアで「トランプゲーム」のために作られたカードだと言われています。

当時は「トライアンフィ(Trionfi)」と呼ばれ、貴族や上流階級の間で遊ばれる娯楽用のカードゲームとして使われていました。

占いや神秘的な用途で使われるようになったのは、さらに時代が下ってからです。

しかし、現在トランプは52枚ですが、タロットカードは78枚…。

一体その数で何をしてたのかというと、一説では「トリックテイキングゲーム」ではないかと言われています。

(詳細)トリックテイキングゲームとは?

トリックテイキングゲームとは、複数人でカードを出し合い、各ラウンド(トリック)ごとに「一番強いカードを出した人」がそのトリックのカードを獲得するタイプのカードゲームです。

主な特徴

  • 各プレイヤーが順番に1枚ずつカードを出す
  • その中で一番強いカード(ルールによって決まる)を出した人が、そのラウンド(トリック)を「取る」
  • ゲーム終了時に、取ったトリックや特定のカードの枚数で得点を競う

今のトランプで言うところの「ブリッジ」「スペード」に似ていると言われます。

僕はババ抜きと大富豪くらいしかやったことないのでわからないですね…w

今では占いしか聞いたことないのに、もとは使用用途が違ったんですね。

なぜ占いに使われ始めたのか

結論:オカルトが流行った時に、神秘的な解釈がされたから

僕が思うに、タイミングが良かったってことですねw

タロットカードが占いに使われるようになったのは、18世紀後半から19世紀にかけてとされています。

1781年、フランスの作家アントワーヌ・クール・ド・ジェブランが「タロットは古代エジプトの秘儀を伝える神秘的な書物である」と主張したことがきっかけで、タロットカードに神秘的な意味や象徴性が付与されるようになりました。

この説自体に歴史的根拠はありませんが、当時のヨーロッパで神秘主義やオカルティズムが流行していたこともあり、タロットが占いの道具として急速に広まっていきました。

(詳細)なんでアントワーヌ・クール・ド・ジェブランはそんなこと言ったの?

アントワーヌ・クール・ド・ジェブランが「タロットは古代エジプトの秘儀を伝える神秘的な書物である」と主張した背景には、18世紀ヨーロッパで広がっていた「エジプト崇拝」や「神秘主義ブーム」が大きく関係しています。

当時のヨーロッパ知識人の間では、古代エジプト文明が高度な知恵や神秘的な知識を持っていたというイメージが強く、あらゆる神秘思想や象徴体系をエジプト起源と結びつける流行がありました。

クール・ド・ジェブランもこの時代の知的風潮の中で、タロットカードに描かれた象徴や図像が古代エジプトの秘教的知識と関連していると考えたのです。

さらに彼は、タロットカードの絵柄や構成が単なる娯楽以上の深い意味を持つと直感し、独自の象徴解釈を展開しました。

どの文献を見てみても、ほんとに信頼できる根拠はなかったみたいですねw

面白いことに、この解釈がされる前に作られたマルセイユ版より、そのあと作られたウェイト版のほうがエジプトっぽい表現が多いんですよねw

見比べると馬がスフィンクスになってますw

まさかたまたまオカルティズムが流行ってたから、なんて理由だったとはw

まあ、なんでタピオカをミルクティーに入れて飲んでるの?って聞いてるようなものなのかもですね。

さて、なぜ占いに使われるようになったのかというと、カードに描かれている象徴的な絵柄や物語性が、人の心理や運命、人生の選択などを象徴的に読み解くのに適していたからです。

また、時代背景として、18~19世紀のヨーロッパでは占星術や錬金術、カバラなどの神秘思想がブームとなり、タロットカードもその一環として占いや自己探求のツールとして受け入れられました。

まとめると、タロットカードが占いに使われるようになったのは18世紀末からであり、カードの象徴性や当時の神秘主義的な流行がその背景にあります。

僕が今占いに使っているのがもともとカードゲームに使われてて、それが流行りに流されて今の形になってると考えると… 何とも言えない感じがしますねw

とはいえ、今も多くの人に愛せれているなら問題はないでしょう。

タロットカードと僕

縁あってタロットカードを買うことになりました。

友達がタロットカードを購入して、占いを始めましたとき、僕にも占ってほしいという人がいたためです。

僕個人は占いを信じる人間ではありません。

しかし、タロットカードを利用して占いをすることはできるので、みんなと楽しんでます。

そして、占いの結果をそのまま伝えるだけで終わらないのがキセキです。

僕は心理学を学んでいる身なので、タロットカードを使わなくても恋愛・仕事・人間関係を改善することができるのです。

ですので、占いの後に、じゃあこの後どう改善していこうか、というのをお話しするようにしてます。

やはり、タロットカードを引いて満足する人が多いのでね。

僕としては、タロットカードから何か考えるなら・ヒントを得るなら、そこから行動したほうがいいと思っているのです。

もちろん、それはその人個人の考えややりたいかどうかによるので、下手にこちらからアドバイスすることはありません。

他にも「キセキ流」があり、その中でも極秘情報や占いの裏話があります。

今回はそれをnoteの有料記事にしたいと思いますので、興味ある方はどうぞ。

さいごに

今回は、タロットカードについて簡単にまとめて、歴史についても触れました。

  • タロットカードはフランスで生まれた、占いや自己探求に使われるカード
  • 始まりの説はたくさんあるが、15世紀にイタリアで始まった説が有力
  • タロットは貴族の間でトランプのような娯楽ゲームだった
  • 占いに使われたのはオカルトが流行った時に、神秘的な解釈がされたから

今後は、タロットカードの解釈についても触れていきたいと考えてます!

それではまた、さらなるyou more lifeでお会いしましょう!

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