こんにちはキセキです!今回は「人生の羅針盤」である価値観を見つける方法を紹介します!
どれだけ頑張っても報われない…何のために生きているかわからない…そんな方に向けて書きます!
人生の方向性を決めるだけで世界が輝いて見えますよ!それでは早速行ってみましょう!
なぜ価値観を明確にするのか?
価値観は人生の「羅針盤」として機能します。
それが明確であるか否かで、人生の質が大きく変わります。
人生の目標が…働く意味が…と「ただ生きている人生」なんて苦しくないですか?
僕も今までなんのために生きればいいのか、進路選びに苦戦してかなりの時間と労力を費やしました。
そんな僕だからこそ、皆さんにとって有益な情報を提供します。
以下では、価値観が不明瞭な場合と明確な場合の違いについて説明し、最新の研究結果も交えて解説します。

価値観が不明瞭な人生
価値観が不明瞭だと、以下のような問題が生じます:
- 意思決定が一貫せず、後悔や迷いが増える。
- 人間関係や仕事において矛盾が生じる。
- 長期的な目標設定が困難になり、達成感が得られない。
例えば、心理学者クラリッサ・トンプソン(Clarissa Thompson)の2023年の研究1では、価値観が不明瞭な人々はストレスレベルが25%高く、幸福度が30%低いことが示されています。
この研究はアメリカで500人を対象に行われました。
価値観が定まっていないだけで、人生に満足できなくなってしまうのです。
たしかに、何のために生きているのかわからなければ、生きる気力も湧いてこないでしょう。
価値観が明確な人生
一方で、自分の価値観を理解している人々は以下の利点があります:
- 意思決定に迷いがなく、一貫性と自信を持てる。
- 人間関係やキャリアにおいて満足感が向上する。
- 困難な状況でも目的意識と回復力(レジリエンス)を発揮できる。
2024年に日本で行われたアリサ・スミス(Alisa Smith)の調査2では、価値観カードソート法(Value Card Sorting)を用いたワークショップ参加者300人中85%が、「生活満足度の向上」を実感したと報告しています。
価値観カードソート法(Value Card Sorting)とは?
価値観カードソート法(Value Card Sorting)は、自分の価値観を明確にするための効果的な手法です。この方法では、さまざまな価値観を示すカードを使い、それらを自分にとっての重要度に基づいて分類します。
以下に僕オリジナルの価値観カードソート法を配布します。
- カードの準備:10枚のカードを作る 以下は例です。
- 自由: 自分の選択を尊重すること
- 家族: 家族との時間を大切にすること
- 成長: 常に学び続けること
- 安定: 安心できる環境を求めること
- 誠実: 正直であること
- 冒険: 新しい経験を楽しむこと
- 健康: 心身の健康を重視すること
- 調和: 周囲との調和を大切にすること
- 尊重: 他者を尊重すること
- 助け合い: 他者を助けることを重視すること
- カードの選択:用意したカードの中から、自分にとって最も重要だと思う5枚を選びます。
- 優先順位を付ける:選んだ5枚のカードを、重要度に応じて並べ替えます。最も重要なものを一番上に置きます。
- 振り返り:並べたカードを見て、それぞれの価値観が自分の行動や決断にどのように影響を与えているかを考えます。
この方法で価値観の優先順位をつけることで、自分にとって価値の低いものを避けて最善の選択ができるようになります。
価値観を明確にすると、人生における選択で迷うことが少なくなります。
たとえ間違った選択をしてもそれが価値観に沿っていたと考えることができますし、そのあとすぐ価値観に向けて再スタートできるのです。
そして、今回はワークショップに参加した人のほとんどが効果を感じています。
つまり、価値観を明確にしようと自己分析する時間を取ること自体に意味があるのではないでしょうか。
皆さんは、自分のために時間を使えていますか?

2. 価値観を見つける3つの方法
1.最高の経験を振り返る
- 方法: 過去の人生で最も満たされた瞬間や誇りに思った経験を書き出し、その背後にある価値観を探ります。
- 研究: 心理学者ジェームズ・ホワイト(James White)の2022年の研究3では、イギリス在住200名が過去10年間で最も満たされた瞬間について振り返りました。その結果、78%が「自分の価値観と一致した行動が幸福感につながった」と回答しています。
- 実例: 例えば、「家族と過ごす時間」が最も幸せだった場合、「家族との絆」が重要な価値観である可能性があります。
手順
- 過去の人生で最も満たされた瞬間や誇りに思った経験を書き出す
- なぜその時満たされたのか考える
- 他に似た経験はないか考える
- そこから見えてくる価値観を書き出す
- 出てきた価値観をまとめて順位を付ける
- 価値観を長期目標にした時、今の生活にどのように取り入れたらよいか考える
- 今この瞬間にできる価値観につながることは何か
過去10年では長い、覚えていないという方は過去3年間にしてもいいですし、小学生の時と中学生の時はという風に分けてもいいと思います。
皆さんが今まで生きてきた中で最も満たされた瞬間を思い出して、それを紙に書きだすのです。
おすすめは紙に書きだすことですが、手軽に始められるのはスマホですね。
例えば、ある参加者が「家族と過ごす時間」を最も幸せだった瞬間として挙げた場合、以下のような価値観が考えられます。
- 家族との絆: 家族との関係を重視する価値観が、彼らの幸福感に寄与している可能性があります。このような価値観は、家族との時間を大切にする行動を促し、結果的に満足感を得る要因となります。
- 愛情とサポート: 家族との時間は、愛情やサポートを感じる機会を提供します。これにより、心理的な安定感や幸福感が高まります。
最高の瞬間において、なぜその時満たされたのか、他に似た体験はないか、そこからどんな価値観が見えてくるかなど、考えを深めてより確かな価値観にしていきましょう。
例えば、「受験に合格した」ことが最高の瞬間なのであれば
- なぜその時満たされたのか→「自分の成長が感じられたから」
- 他に似た体験はないか→「大会で好成績を残した」「プレゼンテーションをほめてもらえた」
- そこからどんな価値観が見えてくるか→「成長」「挑戦」など
そしたら出てきた価値観のうち、似ているのをまとめて最大5つに絞りましょう。
大切なものが多すぎても大変ですからね✨
まとめた価値観に優先順位を付けることで、より判断軸として明確にします。
そして、よりステップアップするために、今の生活にこの価値観を取り入れられないかと考えるのです。
さっきの例の場合、「成長を感じるために資格の勉強を始めようかな」「1日1冊本を読んでみようかな」などです。
そして最後に今この瞬間に価値ある行動をするには何ができるかを考えます。
先ほどの例で言うと、「参考書をネットで注文しよう」「まずは本の前書きだけ読もう」などです。
ここまで考えることで、自分の価値観に向き合いやすく、価値観に基づいた選択がしやすくなります。
そして何より、今すぐこのブログを閉じて行動に移せるくらいイメージが具体的なのです。
さあ、あなたはまず何をしますか。

2.価値観評価ツールを使用する
- 方法: オンラインツールやワークショップで提供される「Values in Action Inventory」(VIA)などの評価ツールで、自分の価値観ランキングを作成します。
- 研究: アリサ・スミス(Alisa Smith)は2024年4、日本で300人対象にVIA評価ワークショップを実施しました。その結果、85%が「生活満足度が向上した」と報告しています。
- 実例: VIAテストでは「誠実さ」「創造性」「好奇心」など24種類の価値観から自分に最も当てはまるものが特定できます。
VIAテストとは?
- VIA(Values in Action Inventory)は、個人の価値観や強みを特定するための科学的に信頼できる評価ツールです。このツールは、ポジティブ心理学の理論に基づいており、個人が自分の強みを理解し、それを日常生活や仕事に活かす手助けをします。
- VIAテストは、世界中で500万人以上が利用しており、信頼性と妥当性が高いとされています。具体的には、クロンバックのアルファ推定値が0.75から0.90の範囲であり、これは心理測定において非常に良好な信頼性を示しています。
- さらに、VIAテストは文化的、民族的、宗教的な差異を超えて共通の特性を示すことが研究によって確認されています。
- クロンバックのアルファ推定値は、心理測定やアンケート調査における信頼性を評価するための指標です。この値は、測定項目間の内的一貫性を示し、特に同じ特性を測定する複数の質問がどれだけ一致しているかを示します。
- 一般的に、クロンバックのアルファ値が0.60未満は信頼性が低いとされ、0.60から0.70は中程度、0.70から0.80は良好、0.80以上は非常に良好と評価されます。
手順
- こちらのリンクからVIAテストをする
- どんな時にこの価値観を感じるか
- 最近この価値観を感じたのはどんな時か
- この価値観を長期目標にした時、今の生活に価値観を取り入れられないか
- 今すぐできることで価値あることは何か
VIA Character Strengths Survey & Character Reports こちらがVIAテストになります。

このテストを使えば簡単に自分の価値観を知ることができますし、無料です。
簡単な問いに答えていくだけですね。
時間はかかるかもしれませんが、SNSサーフィンするより楽しいですし有意義だと思います。
しかし、テストを受けて「なるほどな」だけで終わってしまっては意味がないです。
今回も先ほどと同じように考えを深めて、実生活に取り入れていくのです。
例えば、私は「感謝」という価値観が1番でした。
- どんな時にこの価値観を感じるか→「ご飯を食べてるとき」
- 最近この価値観を感じたのはどんな時か→「家族と外食をした時楽しかったなあ」
- この価値観を今の生活に取り入れられないか→「もっと家族との時間を増やそう」
- 今すぐできることでこの価値観を取り入れるには?→「早速家族に次の休みの予定を聞こう!」
このように具体的に考えていくことで、より価値観が具体的になり、自分の人生にどんな時間が足りていないか明確になります。
ここまで考えると「じゃあどうやればこの価値観を取り入れられるかな」といつでも考えてすぐに実生活に使えるのです。
こう見ると、かなり実践的ですぐに人生の満足度を感じそうだと思いませんか?

3.尊敬する人物について考える
- 方法: 尊敬する人物や憧れる存在について考え、その人が持つ特性と自分が大切にしたい価値観との共通点を探ります。
- 研究: マイケル・リー(Michael Lee)の2023年調査5では、アジア圏500名が尊敬する人物について考えた結果、65%が「自己認識能力が向上した」と回答しました。
- 実例: 例えば、「リーダーシップ」を発揮している人物に憧れる場合、自分自身も「責任感」や「影響力」を重視している可能性があります。
これも簡単で手軽な方法ですね。
手順
- 尊敬している人を書き出す
- なぜ尊敬しているのか、どんなところに魅力を感じるのか書き出す
- 尊敬している人に共通しているポイントを探す
- 共通していた価値観で自分が経験したことを書きだす
- 価値観を長期目標にした時、今の生活に取り入れるにはどうしたらよいか
- 今すぐできることでこの価値観を取り入れられることは何か
まずは「自分が尊敬している人」を思い浮かべましょう。
実在の人物でなくても、アニメのキャラクターや偉人でも大丈夫です。
2人以上いるとより価値観が定まります。
もちろん何人挙げてもらっても構いません、その分自己認識が広がりますからね。
そしたら、「その人のどんなところが尊敬できるか」を具体的に書いていきます。
「尊敬している人は推し!かわいいから!」ではあいまいです。
なぜかわいいのか、なぜかわいいところに惹かれるのかなど深堀していきます。
- かわいい→美容に気を使ってる→毎日の生活習慣の積み重ね→「努力」「継続」
- かわいい→私もこうなりたい→人気者になりたい→好きなことして生きたい→「自由」「正直」
こうして無理やりにでも(笑)価値観に繋げていきます。
そしたら、「今までの人生の中で同じ価値観を経験していないか」と考えます。
- 努力→健康のために毎日筋トレを続けている。
- 自由→周りからは就職を勧められたけど、思い切って起業して独立した。
こう考えると、尊敬している人と意外な接点が見つかって面白いですし、勇気をもらえますよ!
次は今までの方法と同じで、今の生活に生かしていく方法を考えます。
しつこいかもしれませんが、ここまで具体的に考えることで行動につなげやすいくなるのです。
そして、誘惑に負けそうになった時「これって僕の人生にとって価値なくないか?」と手を止め、より充実した時間に1日を使えるのです。

まとめ
今回は生きる意味を見つけるための価値観について紹介しました。
「生きる意味って何?」と聞かれてドキッとした経験があるかもしれませんが、実はこのブログが真実です。
価値観こそ、自分の人生に生きる価値という名の道を指示してくれる羅針盤なのです。
方位磁針を使ったことがある人ならわかるでしょう。
針は同じ方向を指していますが、僕らが歩くうちにそれはどんどんずれていくのです。
そのたびに「もう少し東だ」「もう少し西だ」と、調整しながら進んでいくのです。
価値観は道しるべであり、目標ではないのです。
目標は価値観にたどり着くためのセーブポイントのようなものです。
目標はクリアしても、それが価値観から離れていては意味ないですし、成功=人生の価値終了ではないのです。
僕らが生きる理由は、明確で不明確。
だから見失わないために、この価値観ブログがあるのです。
「生きてる意味って何なの?」
「生きる意味は人によって違うんだよ。だから探していくんだよ。」
参考文献
- Thompson, C. (2023). Study on stress and happiness linked to unclear values. ↩︎
- Smith, A. (2024). Value Card Sorting workshop results in Japan. ↩︎
- White, J. (2022). Research on peak experiences and value alignment. ↩︎
- Smith, A. (2024). VIA workshops and their impact on decision-making clarity. ↩︎
- Lee, M. (2023). Role models and personal value identification study. ↩︎